一般の皆様へ
精神疾患は一生の中で4~5 人に1 人が罹患するありふれた疾患です。
そのうち75%の人は25 歳以下で発症していることがわかっています。
つまり精神疾患は若者の病なのです。
そのことを若者自身が知る機会がこれまで失われていました。
今般、令和4 年度から高等学校学習指導要領が改訂され、保健体育の科目の中に「精神疾患の予防と回復」が入りました。
これによりわが国の高校1 年生のすべてが、うつ病、統合失調症、不安症、摂食障害などの代表的な精神疾患についてしっかりと学習する機会を得ることになりました。
実に40 年ぶりのことです。
本サイトからは教職員や精神医学・医療の研究者に向けて、精神疾患の予防と回復に関連する様々な情報を発信してまいります。
この新しい出発の機会に、保健体育の授業の中だけでなく、多くの国民の皆様にも精神保健、心の病の予防や早期治療の重要性に気付いていただき、もし罹患した場合にも、適切な対応によって回復できることを知っていただきたいと思います。
本サイトは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の委託研究「児童・思春期における心の健康発達・成長支援に関する研究」(研究開発代表者 水野雅文)により制作されています。